シチリア島の公認日本語観光ガイドがシチリア島&南イタリアの観光や日常を綴ります。


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<   2018年 03月 ( 8 )   > この月の画像一覧

村全体が壁画の美術館!サルディーニャ島「オルゴソロ村」

サルディーニャ島といえば、VIPが集まるエメラルド海岸をはじめとした「海とリゾート」。だから島内陸の村の話題はあまり出てこないのですが、高い山奥に散在する村には独自の伝統やスタイルを保っているものも多いのです。

人口4500人のオルゴソロ村はムラレスと呼ばれる壁画が村中心部の至る所にあることで有名です。
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教会前で立ち話をしているおばあちゃん達も、レトロな写真でしか見たことのないようなスタイル。昔、未亡人達は皆黒い服で余生を過ごしましたが、ここでは未だにその習慣が残っています。

ムラレスは1900年代初め頃から発達したそうですが、その多くは小さな村での貧しい生活からくる「憤り」や「社会風刺」、体制批判やデモ的なものでした。現代に引き継がれてからはサルデーニャの生活や文化をはじめ多岐にわたる題材と広がり、今では素晴らしい「オープンミュージアム」となりました。でわ、その中のいくつかをご紹介…

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オスゴソロ村の位置を表す地図ですね~。「あなたはここにいます」とご親切に指さされているのが微笑ましい。
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自由の女神??このあたりはレジスタンスが強かったそうですが…
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典型的な社会風刺の一場面
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貧しさからアメリカへ移民していく様子が描かれています。歴史の一部ですね。
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ボテロ調かな? 壁を利用した3D効果が面白い
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これ、お気に入りのひとつ
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町中なので、村人と壁画が上手に一体化している場面にも出会えます。壁画をバックにおしゃべりしているお爺さん達

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馬に乗った青年と左の通行人も壁画に一体化しているように見えたりします

オンゴソロ村への交通は不便なので、やはりレンタカーや専用車等が必要ですが、サルディーニャ島で時間があればおススメの立ち寄り場所です。




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by noranekosicilia | 2018-03-31 00:48 | サルディーニャ島&南イタリア

アペリティーボの楽しみ

イタリアでお勧めしたいのが「アペリティーボ」。「食前酒」という意味ですが、夕方家路につく前に「ちょい飲み」する習慣としてもつかわれる言葉です。

もともとは北イタリアから流行しはじめたもので、仕事が終了する18時~19時頃から友人や同僚達とワンドリンク交わして過ごす時間です。多くのお店ではビユフェ式のお摘みが用意されていて、ワインドリンク注文すれば自由にお摘みをいただける所が多いです。ミラノあたりでは夕食時間も早く、パスタやピザみたいなものまでビュフェに並び、これで夕食を済ませてしまう人も多いので「アペリチェーナ (アペリティーボと夕食がくっついた造語)」と呼ばれたりもします。

アペリティーボまたはアペリチェーナはパレルモやカターニャという都市部を中心にシチリア島でも定着しています。北イタリアより食事時間も遅く宵っ張りなシチリアでは夜の観劇や映画に行く前に利用されることが多く「拘り」の店も多いのです。

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こちらは、私の家近くのお店のアペリセット。ビユフェでなく一人一皿で拘りの品が日替わりで盛り合わせされています。真ん中がイカ入りミート(?)ソースのパスタ、サンダニエル生ハムやシチリア産チーズ等イタリア各国の味が色々楽しめます。これにお店指定のワインがグラス一杯ついてきます。ワインも日替わりでちゃんとした生産者のボトルが開けられるので、お気に入りの場所となっています。

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こちらも近くのお店。ここではアランチーニやカポナータ等シチリアのストリートフードのお摘みセットです。ここではシチリア産時ビールでアペリが楽しめたりします。

アペリティーボはパレルモやカターニャの中心近くのお店で18時頃から行われています。値段は8~15ユーロ程度。レストランより安く上がり、それぞれの店の個性が楽しめるので、お気に入りのお店を見つけてみるのも面白い体験です。


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by noranekosicilia | 2018-03-29 18:43 | 町角通信・日常

シチリアの復活祭その2 トラパニのミステリ

シチリア島西部にあるトラパニの町。ここは復活祭週間に行われるミステリ(Misteri)のプロセッション(聖体行進)が有名です。
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もともとはスペインで行われる宗教行事でしたが、スペイン統治時代にこれがジェノバに上陸し、当時の植民地全てに広まっていったものだそうです。

聖金曜日の14時より行われるこのプロセッション、夜中中行われ24時間後の聖土曜日に終了します。実はイタリアでは一番長いプロセッションのひとつなんだそうです。

キリストの受難などをテーマにした20の聖像がプルガトリオ教会より出発、トラパニの旧市街地をねりあるく威厳豊かな宗教儀式。イタリアでも古い歴史をもつものとして知られています

今年の聖金曜日は3月30日。この時期にシチリアを訪れる方は一見の価値ありの宗教行事です。

一番の盛り上がるの夜。パレルモからの送迎を予約すればトラパニのプロセッションがゆっくりと楽しめます。

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by noranekosicilia | 2018-03-27 07:28 | イベント、シチリアのお祭り

パレルモで人気!個性的でかわいいカフェ

最近パレルモ女子たちに人気のカフェが「Angelina's Bakery」。
イタリアにはBAR(バール)が伝統としてあるがためか、カフェはどれも19世紀後半のようなクラシックスタイルなものが多いのですが、ここはちょっと個性あります。
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店内はウッドカントリー調のシンプルなもの。白とベージュが主体です。窓際のテーブルは椅子のかわりにブランコになっているのですが、この席が人気なんです。
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なんとなく自宅にいるようなアットホームでふわっとした雰囲気が、地元の女の子達にうけているのでしょうか…
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コーヒーといえばエスプレッソになってしまう店がほとんどですが、ここはドリップコーヒーがあります。…と、いっても日本のコーヒーとはやっぱり違いますが…。私はチーズケーキのお供に注文しました。チーズケーキのソースはキャラメル系やチョコレート等数種から選べます。

ちょっぴりアメリカンテイストなカフェ…パレルモには数少ない「個性的な」スポットですが、フランチャイズを進めていますので、現在はシラクサやカターニャにもあります。

お店のサイト http://www.angelinasbakery.it/




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by noranekosicilia | 2018-03-26 07:30 | ショッピング&お店情報

復活祭特集 ピアナ・デリ・アルバネーゼの民族衣装パレード

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復活祭(イタリア語でパスクワ)はカトリック教にとってクリスマスと同じくらい重要なお祭り。
復活祭の日曜日前の一週間は聖週間と呼ばれ、多くの町や村ではキリストの生涯をテーマにした聖像やマリア像などが教会から担ぎ出され、プロセッション(聖体聖行進)が行われます。

古くから異教徒や外国人を受け入れた歴史をもつシチリア島は復活祭もユニークなものが多いのです。

パレルモから車で約40分、標高約740mの山中に位置する村「ピアナ・デリ・アルバネーゼ(Piana degli Albanesi)」。日本語で訳せば「アルバニア人の地」という意味ですが、ここは中世期にアルバニアからの植民によって誕生した村です。

この村は今でもイタリア語の他にアルバニア語を話す人が多く、村の表示もところどころ、アルバニア語です

そんな村人の宗教は東方ギリシャ正教。よくロシアや東ヨーロッパに見られるものですが、復活祭はやはりとても重要な行事です。

この日の午前中村、村人がサン・デメトリオ大聖堂に集まり、東方ギリシャ正教式のミサが行われます。なんといっても素晴しいのはミサにやってくる村人たちの民族衣装なんです!
特に女性の民族衣装は赤や緑など色とりどりのスカートに金糸で繊細な刺繍が入れられ、同様のベールやエプロン、アンティークなジュエリーなど、目を見張るものばかり。この民族衣装はアルバニアと同様なもので、この地域だけに伝わるものだそうです。日本の着物のように大変高価なものばかりで、おばあさんからお母さんへ、そして娘へと代々受け継げられるのです。

これだけでも十分見ごたえがあるのですが、12時頃ミサが終了すると民族衣装の女性たちが、大聖堂前の大通りを行進しながら通りの人々に「赤い卵」を配る行事がこの村の素晴らしいメインイベント…美しい民族衣装に高価な宝飾を身に着けた女性たちのパレードはヨーロッパ内では有名で、現在は多くの外国人観光客もこれを見るために訪れます。

復活祭当日のミサは10時30分くらいから始まりますが、その1時間前くらいに行くのがおススメ。多くの村人達が民族衣装を纏い和やかに集う風景はとてもフォトジェニックです。

当日は祝日でパレルモからのバスの便などがないので、この村へはレンタカーかパレルモからの専用車手配が必要です。

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by noranekosicilia | 2018-03-25 07:31 | 歴史と文化、史跡、美術工芸

アグリジェント神殿の谷のテラモンは外国人もいたのだ!

アグリジェントの考古学博物館には神殿の谷から出土した遺跡が多く展示されていますが、やっぱり一番有名なのはこれでしょうね。
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ゼウス神殿を飾っていた「テラモン」と呼ばれる巨人の像。全長は7メートル以上ある巨大な遺跡です。

ちなみにゼウス神殿は現存していれば世界一大きな神殿だったそうですので、この大きさ頷けますね。

ところでこのテラモン、顔が3種類あるんです。「古代ギリシャ人は既にこれらの人種と交流があり、存在を知っていたのだ」という面白い説があるのです。
その3人種とは…
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1番 ヨーロッパのお方
そういえばギリシャ風な丹精な目鼻立ちをされております。
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2番 アフリカからのお方
ちょっとお猿さんぽいお顔…鼻ペチャで愛嬌があるのはアフリカ大陸との交流があっからでしょうか…
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3番 アジアからのお方
アジアといってもトルコ近くの小アジア系かもしれませんね。どことなく大仏さんを彷彿させる切れ目とお口が…

どうです、確かに3種の顔の特徴が違いますよね。
この神殿が作られたのは紀元前5世紀…そんな気が遠くなるような時代にすでに外国との接触があったアグリジェント…ちょっとすごいな~ って思いました。


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by noranekosicilia | 2018-03-23 07:22 | 歴史と文化、史跡、美術工芸

そんじょそこらで見かけるこの植物の正体は…


シチリア島の多くの場所で見かけるこの植物。
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結構、遺跡観光中にも見つけることができて、単なる雑草のように見えるのですが…
実はこれ、ケッパーなんです!
よく、サーモンとかの上にのってる、あれですが、この植物の花のつぼみなんです。
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このつぼみを取って、酢漬けや塩漬けにして食材として使われます。
地中海では野生でどんどん成長するので、一般家庭でも欠かせない食材として重宝されてます。

シチリア島の日常でもよく使うケッパー、皆様も是非ご利用ください。
レシピはこちら



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by noranekosicilia | 2018-03-21 21:56 | 町角通信・日常

パレルモ大聖堂屋上テラスより

パレルモ大聖堂は12世紀建造。ユネスコの世界遺産でもある教会で、市内観光の際にはよく立ち寄るのですが、30年以上この場所に通いながら ナント、テラスに行くのは今回初めてです153.png!!

テラスが一般開放されたのが近年ですし、観光立ち寄りの時は時間が合わない 等いろいろ言い訳はあるのですが、「わざわざ行くのが面倒くさかった」が本音かも 笑

でわ、そのテラスからのパノラマを…
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高すぎず低すぎず…こんな目線でのパレルモの旧市街は他ではあまり見れませんね。
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円蓋近くのテラスからは大聖堂裏の旧市街とペレグリーノ山、右側の高い建物はマッシモ劇場です。
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パレルモ湾も望めます…
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鐘楼の逆光ショット!こんな写真もここからでないと撮影できませんよね。

屋上テラスは時間制で入場可能。現在は午前中のみ30分毎となっています(入場料要)。屋上までは階段のみです。しかも狭い螺旋階段なので、閉所恐怖症や心臓等が心配な方、お子様は安全上おススメできません。実際、小さなお子様連れのカップルは係員に入場を断られていました。

(ちなみに私も「やめときゃよかった~」と昇降途中で後悔した瞬間もありましたよ~)

まあ、それでもテラスからのパノラマは「一見の価値あり」かもしれませんね。

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by noranekosicilia | 2018-03-19 23:44 | パレルモ観光

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