シチリア島の公認日本語観光ガイドがシチリア島&南イタリアの観光や日常を綴ります。


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<   2015年 01月 ( 3 )   > この月の画像一覧

パレルモ、パラティーナ礼拝堂の文化的コントラスト

パレルモ、ノルマン宮殿内にあるパラティーナ礼拝堂(Capella Palatina)は、1132年シチリア王国初代の王となったルッジェーロ2世によって建てられました。

シチリア王国の首都パレルモには当時、イスラム教徒であるアラブ人、ギリシャ正教徒のビザンチン(現トルコ、ギリシャ)からやってきた人そしてカトリック教徒のラテン人が混在していました。

この宗教も言語も違う人種によって作り上げられたのが、パラティーナ礼拝堂なのです。
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天井部がエジプト出身のアラブ人、それを支えるモザイク装飾はビザンチンからきた職人達です。
まさにイスラム技術とビザンチン美術の美しき融合です。

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天井は「ムカルナス」と呼ばれる手法。12世紀当時では最高の技術を誇ったファティマ朝からの芸術家が作り上げました。それぞれに彩色豊かに絵がかかれています。華や植物、動物、アラビア語から、半裸の踊りを踊っている女性などをモチーフにしていますが、イスラム教徒からはタブー視されている題材も多く、遠くからは単なる色の波としかみえないようにされているのです。

パラティーナ礼拝堂は1月1日、復活祭やクリスマスなど特別な祝日以外はほぼ毎日見学可能ですが、日曜と祝日は午前中、さらにミサなどもあるために見学時間は限られます。
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by noranekosicilia | 2015-01-22 04:39 | 歴史と文化、史跡、美術工芸

アグリジェントの花祭りプログラム公示

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アグリジェントでは一番有名なお祭りである「アーモンドの花祭り」。
近年は資金不足等でかなり開催が危ぶまれたり、開催日が流動的になっていますが、今年は2月12日~22日で行われることが決定されました。

期間中、地元民族舞踊団のパレード等多くの催しが行われますが、週末にイベントが多くなっています。

プログラム中のお勧めは、
2月17日 18:00 コンコルディア神殿前での「平和の灯火」点灯(Acensione del tripode)
2月18日 17:00 友愛の灯火行進(Fiaccolata dell'amitizia)
2月22日 09:00 世界各国民族舞踊団の行進 
2月22日 14:00 神殿の谷での各国民族舞踊ショー

です。
地元民族舞踊団のパレードやショーは
13日 17時30分、15日09時30分と15時、カブール広場(Piazza Cavour)及びピランデッロ広場(Piazza Pirandello)などで行われます。

また18日~22日まで「アグリジェントフードEXPO」もお祭りと一緒に催行。中央駅広場ではアグリジェント近郊の特産物などの試食即売や操り人形ショー、シチリア民族舞踊ショーなども行われます。

プログラム詳細 (伊)

この時期アグリジェント市内のホテルは混雑します。パレルモからのアクセスがよいのでパレルモから終日日帰り観光がお勧めです。

専用車の手配やパッケージ情報はこちら
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by noranekosicilia | 2015-01-17 21:06 | イベント、シチリアのお祭り

一度食べたらクセになる!「パスタ・アラ・グラッサ」

レストランには絶対にお目にかかれないけど、一昔前に「タベルナ」と呼ばれたパレルモの庶民食堂では定番メニュー...それが「パスタ・アラ・グラッサ(PASTA ALLA GRASSA) 」です。
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ジャガイモとお肉を煮込みをパスタに絡めたもの。
ほどよく煮崩れクリーム状になったおジャガとお肉を煮込んだスープがうま~く混ざり合い、絶妙のソースとなります。日本の「肉じゃが」と「牛丼」を足して2で割ったようなものと感じるのですが。

もともと昼食時に家へ帰れなかったパレルモの「オペライ」(主に肉体労働者を意味します)達が通った安食堂での一品でした。(こちらでは昼食は家に帰って食事をするのが普通です。)

タベルナまたはトラットリーアと呼ばれた庶民食堂はパレルモの各地域にあり、その地区で働くオペライ達が毎日のように通うことから、日替わりメニューのみというお店も多いのです。
イタリアの食習慣上、日本のようにお料理全てが一気にでてくる「定食型」はなく、必ずプリモ(スープ、パスタ類)とセコンド(メイン)、デザートがありますが、どれも注文から短時間で運ばれるようにシンプルなメニューが多いのが特徴です。

パスタ・アラ・グラッサはセコンドのメニューである「ボリート(肉と野菜のポトフ)」の煮崩れ部分をパスタのソースにしたもので、いうなればプリモとセコンドが一緒になった「ワンプレートスタイル」。短い昼食時間で、プリモとセコンドを一緒にかき込み、お腹がいっぱいになるよう工夫が凝らせてあるのです。

シンプルな料理なので、家庭でも作れます。ボリートを作った際の煮汁と荷崩れ部分でグラッサソースを作り冷凍保存しておくと急がしい時のランチなんかに重宝します。
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こちらが、お家版!ショートパスタで食べやすくしてみました。

作り置きするほど味がしみて美味しいパスタ。「新鮮で最高の食材をつかってま~す」というキャッチフレーズのレストランとは対照的なアナグロ的パスタなんです。

お肉とポテト以外は味も材料も様々。パレルモ各地にあるとラットリーアやタベルナで食べ比べをするのも楽しい一品です。

このメニューがあるお店は昼食オンリーでオープン。メニューもなく、他の人と相席ということもあります。
そういう意味では観光客にはちょっと入りづらい場所かもしれませんが、それだけにパレルモ庶民の素顔を垣間見ることができる場所でもあります。

言葉が心配な方、日本語アシスタントと一緒にパレルモの地元トラットリーア巡り というプランも行っております。
お問い合わせはこちら へ。
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by noranekosicilia | 2015-01-14 20:14 | グルメ、フード、ワイン

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