シチリア島の公認日本語観光ガイドがシチリア島&南イタリアの観光情報と日常を綴ります。


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パレルモ大聖堂内の日差し時計、200年の「時ズレ」

パレルモの大聖堂内にある「日差し時計」。1781年から始まった大聖堂内の改装の一環として1801年に設置されました。
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このころはまだ「時間」というものが確実に統一されていなかった時代。いうなればみんな各々の「腹時計」で動いていた時代です。
だから当時の大司教さんが、大聖堂内に誰でもわかりやすく季節と時間を示すアイテムを作ることで「時間」の共有と統一を試みたというわけでした。
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正午になると、この小さな穴から光が差し込み、大聖堂内の金属線上にある部分を示すようになってます。日差し時計の横には12正座の装飾がされ、それぞれの季節マークに近い線上に日が差し込む仕掛けです。
これを設計したのは当時のパレルモの天文学者。天文観測所の所長を務め、彗星も発見した学者です。
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しかしながら、200年間の時には勝てず、現在はちょこ~っとズレて光が差し込んでしまいます。これは今年2016年撮影。
太陽系の運行経路が少しずつ変化していくことを目の当たりに感じられる決定的瞬間でした。

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# by noranekosicilia | 2016-09-08 19:08 | 歴史と文化、史跡、美術工芸

忘れ去られた都市「ソルント」

久々にソルント遺跡へ行ってきました。パレルモから車で僅か40分少々で到着できる観光地ですが、いわゆる「シチリア島の黄金観光」ルートからは外れていることや、観光設備が乏しいためあまり出向くことは無い場所のひとつです。
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どうですか、この見晴らしの良さ!標高150~200mくらいの丘の上に遺跡が広がっています。
ソルントの存在はギリシャの歴史家トゥチディデスによって記述されていることから、紀元前5世紀くらいには既に町は存在していたようです。当時はパレルモ、モッチアと並ぶフェニキア人の3代拠点だったそうです。

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ザフラーノ岬も一望できるまるで自然の展望台のようです。フェニキア人達はここを通る船の監視・警備を考慮して街づくりをしたそうです。車もない昔になんと不便な…と思いますが、昔は防御のためにこんな高い場所に町を作るのがアタリマエだったのですよね。
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現在残っている遺跡は紀元前3世紀~紀元1、2世紀くらいのもの。時はローマ時代(ヘレニズム期)でした。
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「ジムナシウム」と呼ばれる施設の跡。今のスポーツジムの語源になった施設ですね。実際はこのあたりでジムナシウムは発見されていませんが、この付近から出てきた碑文に「アポロンのギムナシウム」と刻まれていたためにこう呼ばれています。
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しっかし、だ~れもいませんでしたね。観光シーズンにこんなに静かな場所があるんです。ティレニア海から吹く風は強く、でも荒涼とした遺跡にはピッタリな感じでした。

ソルント遺跡はパレルモから近いのですが、公共交通機関はありません。車必須ですので、パレルモからの専用車を予約するのが一番です。
パレルモから日本語ガイドつきでバゲリアやチェファルーと一緒に回るのもいいですね。


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# by noranekosicilia | 2016-08-26 07:00 | 歴史と文化、史跡、美術工芸

パレルモ~カターニャ片道4時間!集中豪雨でのシチリア島道路状況

ここのところ悪天候の影響で、シチリア島の主要都市を結ぶ幹線道路や高速道路が土砂崩れや地すべり、浸水等のため一部遮断されたり、迂回が必要となっています。

パレルモとカターニャ間を結ぶA19号線
落橋のため、バスはPOLLIZZI GENEROSA経由(SP463号線)。車はCARTAVUTRO経由(SP120 )となります。このため所要時間は通常の時間よりも約1時間程度多く必要です。

メッシーナからタオルミナE90号線
土砂崩れのため片道通行となり、渋滞も予想されます。

パレルモ~アグリジェントSS121号線
土砂崩れのための片道通行と工事などで通常よりも長い所用時間が予想されます。

昨日はカターニャ近辺を襲った集中豪雨でカターニャ~シラクーサ間も一時通行不能。カターニャ空港も閉鎖されるというハプニングがありました。

カターニャ周辺の集中豪雨による被害状況映像

この期間に公共交通機関にてシチリア島をご旅行を予定されている方はかなり大幅な時間の余裕をもって行動してください。
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# by noranekosicilia | 2015-10-22 20:10 | スト、開館時間、天気NEWS

シチリアの伝統的な素材で食べるビッグなポルペッタ

今月パレルモ在住の友人達と一緒に昼食をしたのがここ、POLPETTERIA DI SICILIA(ポルペッテリーアディシチリア)。

シチリアの家庭料理でもあるポルペッタ(ミンチボール)を伝統的な素材を使いつつモダンにクリエイトするというコンセプトで始められたフランチャイジングの第一号店です。

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内部は現代的。シックで気さくなところがいいですね。

シチリアの伝統的な素材にこだわっていることから、ネブロディーの黒豚や馬肉などもあります。
どれも3つ入り超大型のポルペッタで8ユーロ程度というところ。

私達は大勢いましたのでお得コースの大皿を選びました。
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じゃじゃじゃーん!5つの味が自由に選べる大皿コース。馬肉、黒豚、伝統的なものに、カジキマグロなど5つの味の其々にお名前の札がついています。

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中身にはちょっとした具が入っていて、ボリュームたっぷりです。

気さくにワイワイ友人達とはりたいお店ですね。
お店のサイトはこちら!
http://www.polpetteriadisicilia.it/index.php
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# by noranekosicilia | 2015-10-13 02:50 | グルメ、フード、ワイン

シチリアの春 その2 草花編

4月~5月にかけてのシチリア島はどこへ行っても鮮やかな色のお花が群生しています。
春の陽気とともに心もウキウキしてしまうようで、シチリアが一番輝く季節だと思いますが、遺跡観光などの際に「彩り」を添えてくれる草花達をラインアップしてみました。

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アチェトセッラ(ACETOSELLA)。茎の所をガジガジと噛むとレモンのような酸味がするのです。

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おなじみマルゲリータ!黄色も白色もみ~んなマルゲリータって呼ばれますね。イタリア中でお目にかかれます。

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マルバ(MALVA)はハーブティーにも使用されます。

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アルテミシアも薬草として使われるそう。こちらではアセンチアとも呼ばれ、エッセンシャルオイルやお酒の原料にもなります。

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レンティスコ(LENTISCO)はピスタチオの仲間だそうで。雄花と雌花があります。

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そして、やっぱり締めくくりはザガラ(ZAGARA)。ビターオレンジの花です。柑橘系の香りが周囲一面に広がります。これを使ったオーデコロンはシチリア島のお土産にもオススメです。

このお花たちが散る頃、シチリア島には輝く海と灼熱の太陽の季節がやってくるのです。
夏はすぐそこ...
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# by noranekosicilia | 2015-05-20 02:14 | 町角通信

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