シチリア島の日本語ガイドが発信する観光情報と日常のつぶやき。


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カテゴリ:パレルモ観光( 10 )

「パラッイーナ・チネーゼ」特別公開中

11月15日まで「パラツゥイーナ・チンエーゼ (Palazzina Cinese)」が特別公開されています。
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日本語に訳すと「中国人の館」。こちらでは「カシーナ(小さな家)チネーゼ」とも呼ばれます。
18世紀のこの一風変わった館は当時の王様であったフェルディナンド4世の所有でした。

イタリア統一後は一時サボイア家の所有でしたが、その後パレルモ市内に還元。市の文化財となったのですが、近年まで修復が進まず、公開は現在も(特別公開以外は)庭園部分だけという場所。

ナポレオンの進軍により首都ナポリを追われたフェルディナンド4世は1798年から1802年までパレルモに滞在しましたが、パレルモ市内にあるノルマン宮殿を嫌い、1799年にある弁護士の所有だったこの屋敷を購入。

狩り好きだった王様はついでに周辺の土地を丸ごと購入して緑に囲まれたこの領地で逃亡生活を行っていたのでした。これが現在の「ファボリータ公園」または「パルコ・レアーレ」といわれる場所です。
なんと優雅な逃亡生活でしょうねぇ~…

この王様、お屋敷を当時パリで流行していた「シノワーズ(東洋風)」で改装。「なんじゃこれ」と思うコテコテ「えせ中国」っぽいけど、当時では流行の最先端を行く「オッシャレえ~」な豪邸だったんです。

ちなみにフェルディナンド4世は「フランスかぶれ」みたいな所がありナポリ近郊のカゼルタにもミニ・ベルサイユともいわれる宮殿を建設しています。こんなんばっかしてたら平民は怒るよなぁ…

と、いうことで1860年、マルサラ湾沖にガイバルディー将軍ひきいる千人隊が上陸。シチリア島に独立運動の嵐が巻き起こり、彼、ブルボン朝最後の王様となってしまうのです。

パラツイーナ・チンエーゼの写真

公開は15日まで。月~金 10時から18時、日祝は13時まで。入場無料です。
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by noranekosicilia | 2010-11-08 19:51 | パレルモ観光

パラティーナ礼拝堂夜間見学10月2日まで。

10月2日までパラティーナ礼拝堂の夜間見学が可能です。

「パラティーナの夜(Notti Palatine)」と題したこのイベントは今年で3回目。すっかりパレルモのサマーイベントとして定着しつつあります。

通常の見学では見られない地下チャペルやクリプトなども公開され、今年はさらにテラスにて音楽演奏とアペリティフが楽しめるそう。

観光客も少ない夜間に、ライトアップされるパラティーナ礼拝堂は一見の価値あり!
夏の夜長を月夜の下ノルマン宮殿で幻想的に過ごしてみませんか?

予約必須。
チケット予約及び詳細は+39 '091 6890086またはWEB(伊)にて。


2008年の現地レポート

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by noranekosicilia | 2010-07-27 17:01 | パレルモ観光

フローリオ家の栄光「フロリ-オ邸」が再オープン

長年クローズしていたフローリオ一族の館のひとつ、ヴィラ・フローリオ(VILLA FLORIO)が12月10日再オープンしました。
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1800年代、パレルモの一世を風靡したフロリーオ家が、当時広大な緑に囲まれていたパレルモ郊外に建てた別荘。建築家はマッシモ劇場を建設したエルネスト・バジーレ。1899年に建造されたリバティー様式の代表作のひとつです。
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屋敷内は6階。1階がビリヤード台、カードゲームのテーブルが置かれた娯楽の場、2階が大広間とサロン、3階から上がプライベートゾーン。ゲストをお迎えするバンケットなどが行われた大広間がある2階には庭から直接この階段で結ばれているのです。3階から上のプライベートルームにはお食事などが運べる業務用エレベーターもありました。

1962年の火災で被害を受けた後は何度も修復の話があったのですが、結局実現せず、今年やっと一般公開となったのです。イタリアで最古のカーレース、タルガ・フローリオの創始者であったフローリオ家。タルガフローリオ歴代の資料が一階に展示されています。
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by noranekosicilia | 2009-12-18 07:16 | パレルモ観光

B&B DAY と カナット見学

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今年3回目となるB&B DAYwww.bed-and-breakfast.it に登録しているイタリア中のB&Bの宿泊が週末の宿泊(2泊以上)のうち一日が無料になるプロモーションです。

今年は3月7日。パレルモのB&Bも数多く参加しています。
3月6、7日または7、8日が一泊分のみの宿泊代となる おいしい企画です。

さらにパレルモではこれにあわせてALI主催の特別ツアーが数本運営されます。その中の目玉はやはり、カナットの見学。
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カナット(Qanat)はペルシャで発達した水の地下供給水路のこと。中国やリビア、モロッコなどに広まりましたが、ここヨーロッパではここパレルモに実在しています。

パレルモのカナットはアラブ時代(9世紀)に作られ、ノルマン時代にも開発が進められたとの事。町の地下に彫られた水路は当時のパレルモの町に豊富な水を供給していたそうです。

現存の水路は約3本。見学には水道局やCAIなどの専門家がついて行われます。
パレルモの地下12mに存在するカナットは普段ではめったに見られないパレルモを知る絶好のチャンスです。

見学は予約が必須。ヘルメットや懐中電灯などが貸し出しされますが、はしごを使って地下に降りたり、足場が悪いところを歩いたりするので、ある程度の体力が必要です。

この機会にパレルモの伝説ともなったミステリーの水路を見学してみませんか?
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by noranekosicilia | 2009-02-19 07:14 | パレルモ観光

パレルモの広場その1 「プレトリア広場」

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市庁舎前にあるパレルモ旧市街の中心広場です。パレルモ観光スポットのひとつ。近くにはクアトロ・カンティーやマルトラーナ教会、サン・カタルド教会、大聖堂などがあります。
この広場は16世紀に拡張され、中央に1574年、パレルモ市庁舎が購入した「プレトリアの噴水」が置かれました。

プレトリアの噴水は1555年頃の作品。直径115,18m、高さが11、6mの大理石でできたもの。
もともとナポリの総督だったドン・ピエトロ・デ・トレド公爵が隠居生活を送るためにフィレンツェに購入したお屋敷の庭に置くために発注したものでした。ところが完成を待たずに公爵が死亡してしまったため、息子がパレルモ市売買し、市庁舎前に設置されたのです。644個の部品になって送られたとのことで、それはもう大変だったことでしょう。彫刻家の息子をわざわざフィレンツェから呼び、やっと組み立てて除幕式となったのは1580年のことでした。噴水には動物や怪物の頭や寓意画の人物、ギリシャ神話の人物なんかで飾られ、周囲をとりまくバロック様式の教会とも調和し、今ではパレルモのロマンチックなスポットのひとつ。結婚式の記念写真なんかもよくここで撮影されています。ちなみにこの建築スタイル、マヌエリズムが濃いルネッサンス様式なのですが、彫刻が裸なので、設置当時にはかなり刺激が強かったみたいです。「裸の像なんて、いやらしい...恥ずかしいわ」ってことで、パレルモ市民からは「ピアツッア・デラ・ベルゴーニャ(恥の広場)」とか呼ばれていたそうです。さらに、噴水を飾る彫刻の1つ、ビーナス像によからぬ恋心を抱いたピエトロの兄弟、ドン・カルロ・アヴァロスはこの像を他の彫刻家が作ったコピーとすりかえたというウワサもあります。

プレトリア広場はマッシモ劇場前のメインストリート「マケダ通り」をまっすぐ進み、クアトロ・カンティーを越えた所です。市バス利用なら101番が便利。
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by noranekosicilia | 2008-09-01 18:15 | パレルモ観光

パラティーナ礼拝堂ナイトツアー

9月26日まで、パラティーナ礼拝堂が夜間公開されています。「パラティーナの夜」と題されたこの夜間公開はガイドツアー。一般には初公開のルッジェーロ王専用の教会下部(Chiesa Inferiore)も含まれます。1日40名の人数制限で、計160名(一週間)までの限定観光です。
公開は火曜~金曜 午後9時、9時45分、10時30分、11時15分の入場となっています。
入場料は7,50ユーロ。チケットは全て予約が必要、前売り制です。
その他、教会見学に適当でない服装と判断された場合は、貸し服として1,5ユーロが別途必要となります。
詳細はこちら(伊)
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by noranekosicilia | 2008-08-25 21:16 | パレルモ観光

ニューオープンしたパレルモ市立近代美術館

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すでにご存知の方も多いかと思いますが、昨年12月半ばよりポリテアーマ劇場にあった「パレルモ市立近代美術館」はサンタ・アンナ広場 (Piazza Sant’Anna) に面したサンタ・アンナ教会(Chiesa di Sant’Anna)の旧フランシスコ派修道院内に引越ししました。
パレルモ市によって改装された内部は白を基調にしたシンプルなデザイン。14世紀の基盤と600年代のバロック外観をもつ建物との微妙なミスマッチが独特です。
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美術館は3階に分けられ、1700後半~1900年代に活躍した地元シチリアの芸術家の作品が展示されています。
その中には明治政府に招聘され、日本へ渡った彫刻家、「ヴィンチェンツォ・ラグーサ(Vincenzo Ragusa)」が、彼の妻であり日本で始めての女流洋画家となった「ラグーサ玉」をモデルにした胸像も2階にて公開されています。
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これは館内のバール。昼食時は食事もできるようになっています。美術館の向かいにある有名なレストラン「オステリア・デリ・ヴェスプリ(Osteria dei Vespri) 」のシェフが料理を担当しているので、シチリアの上質ワインと本格的な料理が堪能できます。シチリア芸術家の作品を堪能した後、美味しいワインとお洒落なカジュアル料理でお昼のひと時を楽しむのも優雅です。

パレルモ市立近代美術館(Civia Galleria d’arte moderna “Empedocle Restivo”)
Complesso Sant’Anna la Misericordia – Piazza Sant’Anna ai Lattarini
<開館時間> 9.30-17.30 月曜休み
<入場料> 7ユーロ
美術館サイト(英、伊、仏、西、アラビア語)
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by noranekosicilia | 2007-03-16 07:08 | パレルモ観光

モンレアーレ大聖堂

パレルモ市から約10キロ程度南側にある町、モンレアーレ。カプート山の中腹に位置するこの町は1174年、ノルマン王朝の王様グリエルモ2世により壮大な大聖堂が建造され、門前町として栄えた町です。
見所はもちろん、この大聖堂、そして隣接のベネディクト派の回廊が有名。
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大聖堂は120mX40mという広大なもの。中でも飛びぬけて美しいのが内部!約6340平方キロメートルもの大規模なモザイクで埋めつくされています。
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これは大聖堂内部。この主祭壇に描かれたキリスト・パントクラトーレ(全能のキリスト)を中心に旧約聖書や新約聖書の物語がつづられています。
特にオススメなのは教会内の端にある塔にのぼること。入り口は教会内の端にあります。90段以上の階段はあるけど、入場料は1,5ユーロで、パレルモのパノラマや有名なベネディクト派の回廊が上から眺められます。ちなみにベネディクト派の回廊の入場料は6ユーロなので、特に回廊に好奇心が駆られない人以外はここからの眺めで充分楽しめます。
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これは塔に登る途中にあった明り取りの窓からの撮影。パレルモの町のパノラマが一望できます。
モンレアーレへは、市バスも出ています。ノルマン宮殿があるパレルモの独立広場から389番のバス利用が便利。
<大聖堂の開館時間> 8時~18時 入場無料
<大聖堂内のテラス> 9時30分~17時30分 入場料1,5ユーロ
<回廊> 9時~19時 入場料6ユーロ (VISAカードでの支払いも可)
日曜、祝日は午前中のみなど時間が変更となる可能性もあります。
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by noranekosicilia | 2007-03-07 20:58 | パレルモ観光

パレルモの日曜「蚤の市」

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パレルモの旧市街にある「マリーナ広場(Piazza Marina)」は毎週日曜日の午前中、メルカティーノ(のみの市)がたつ。ひと昔前までは切手と骨董品が中心だったこの広場もだんだんと規模が大きくなるにつれ、陳腐な日常雑貨やオモチャ、ビーズやカラーストーンを使ったアクセ、ランプなど食べ物以外はなんでも目に付くようになった。特に最近は中国人や東欧からの人の露天も多く、ロシアのお土産でもあるマトリューシュカから安マッサージ機までバラエティー豊かな品が狭いテーブルに山済みとなっている。
以前に比べて文化的価値は落ちたとはいえ、パレルモ庶民には日曜日の「小さな娯楽」。家族揃っての昼食前、またはミサの後にちょっと「散歩がてら」家族連れ添って蚤の市をひやかす。
お天気のいい日などはそのまま海岸の「海のテラス」まで足を伸ばすのもおもしろい。近くにはシチリア州立美術館や国際マリオネット博物館、スパシモ教会なども点在している。また、クワトロカンティーやプレトリア広場などの観光スポットも徒歩範囲なので、日曜日の午前中パレルモ見学をかねて「掘り出し物」さがしをするのも楽しいはず。
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by noranekosicilia | 2007-03-02 02:54 | パレルモ観光

パレルモの歴史市場 イル・カーポ


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パレルモの庶民文化に接することができるのが「市場」。旧市街の中にある「歴史的マーケット(Mercato Antico)」は北アフリカの「スーク(アラビア語で市場の意)」の影響を受けたもの。通りに立ち並ぶ店はどれも店内ではなく路上に売り物を出し、各店から露天までテントのようなものを垂らしています。屋根がわりということでしょう。このテントも色とりどりで、濃い色彩と活気のある叫び声が交じり合いとても異国情緒豊かです。
旧市街の「歴史的マーケット」はブッチェリーア(VUCCIRIA)、バラロ(BALLARO)、などがありますが、やっぱり一番エネルギッシュで現代も変わることなく庶民に愛されているのはイル・カポ(IL CAPO)だと思います。

マッシモ劇場のすぐ裏の道。VIA VOLTURNOを進むと、右側にカリーニ門(Porta Carini)が見えてきます。ここがカポ市場の入り口!人ごみを掻き分けながら石畳の道を進むと新鮮な魚やお肉、野菜、果物、乾物などの店がぎっしり。またシチリア庶民の空腹を満たしてくれる地元ならではの超B級ファーストフードなども味わえます。歴史マーケットは平日は朝から夕刻まで、日曜祝日は午前中のみ開店しています。(クリスマスやお正月など重要なお祭りの日は終日休業の場合もあり)パレルモではちょっと好奇心がくすぐられる楽しい観光場所かもしれません。人ごみの中はスリ、ひたくりにご注意!
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今、旬のアーキチョーク!煮てよし、焼いてよし!鉄分たっぷりです。
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by noranekosicilia | 2007-02-26 10:13 | パレルモ観光

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