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シチリア島の公認日本語観光ガイドがシチリア島&イタリア観光や日常を綴ってます


by siciliacome

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貴族のお屋敷で最高級のケータリングサービス

前回の続き…

フリードリッヒ2世の末裔といわれる貴族の館の見学が終わり、いよいよ夕食です。この日の夕食時間は午後6時…日本ではありかもしれませんが、こちらではありえないくらいの早い夕食時間です…(ちなみにこちらの夕食時間は午後9時頃)

こういったお屋敷ではケータリングがでお料理が運ばれるのが普通ですが、ケータリングの場合、スぺースや運搬の問題もありどうしてもレストランに比べると味もプレセンテーションも劣ることが多いというのは常識。しかし、ここではケータリング業界では知る人ぞ知るカリスマシェフが担当しています。

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まずは、アペリティフから…小さなカナッペとシチリアをテーマにしたカクテル4種が用意されていました。配色もよく考えられています。
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その後、用意されたテーブルに着席します。テーブルにはフリードリッヒ侯爵と侯爵夫人も同席されました。侯爵たちからすると「常識外れ」の時間帯での夕食…それでも嫌な顔ひとつされず、気さくに同席されたお二人のホスピタリティーには脱帽です。
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まずは自家製手打ちパスタ。カジキマグロとベビートマトそしてバジルの香りがよいハーモニーを醸し出しています。上にトッピングされたアーモンドの触感もなかなか! 短時間と限られたスペースでのケータリングとしては素晴らしい出来でした。
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カラフルなパンは3種!赤がトマト、黄色はクルクマ(ウコン)そして青は今が旬の野草「オルテイカ(イラクサ)」が練りこまれています。このカリスマシェフは地元産の自然食品しか使用しないことがポリシーで、どれも食材の風味が豊かに感じられました。
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セコンドはお客様のご希望で一皿に2種のお料理が盛られました。時間的な節約ということなんですが、味も混ざるし私的にはこのリクエストどうかな…と思います。こういったところではゆっくりとお食事を楽しみたいですよね。
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最後のデザートはシチリアン・ドルチェのオンパレード!イタリアでは腕のよいシェフはデザートで決まるといわれる程大切なものです。手前がカノーリ、後ろがカッサータ。シチリアを代表する2代スイーツが主役ですが、それにアーモンドとオレンジピールが入ったムースで斬新さと立体感を表し、さらにマジパンとクッキーが脇を固めています。これにはお客様だけでなく伯爵も絶賛でした。

これまでのケータリングを覆すような技術で一流レストラン並みの夕食。さすがでした!


by noranekosicilia | 2018-04-17 21:12 | グルメ、フード、ワイン

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